私たちが関わる“教育の基準”とは ――

私たちが掲げる子ども達への「保育理念」は、タスク・フォースグループが社で掲げる経営理念であると共に、子ども達への“教育”や“育ち”への想いという意味合いだけではなく、実は私たちが関わる全ての人に対しての想いです。
子ども達への教育理念は、すなわち、社員への教育理念でもあります。子ども達にこういう風に育って欲しいという想いと、社員にこういう風に育って欲しいという想いが同じでない訳はないですよね。
私たちは設立当初から、世間でどう評価されようと、常に正しく勇気を持って正義感を持って、“正しいかどうかですべてを判断”し、人として正しいかどうか、人としてどうあるべきかで全てを判断していきたいという想いがあり、事業を行ってきました。これからの日本を担う子ども達が、いかに知的能力が高くても、人として正しくなければならない、さらに言えばそれこそが一番大事な“人としての基準”であり、私たちが関わる“教育の基準”であると考えています。
自分だけが利益を得ればいい、自分だけが得をすればいい、自分だけが幸せであればいいという考え方は私たちにはありません。人は人のために行動できるかどうか、それで人の価値が高まります。子ども達を育てていく考え方は、子ども達を育てる社員のみなさんこそが、見本とならなければならないと考えています。また、社員の見本に経営陣がならなければならないと考えています。

「社員を育てたい、子どもを育てていきたい」という誠実な気持ち

最近では、いろんな企業の保育園の経営者の不正や、あるいはブラック企業と言われるようなことが目立ってニュースになっていますが、もちろんそういったことが事実の場合もあるかもしれませんが、大人が子どもに指導する時に、子どもが大人の言っていることがまだ理解できないということがあり得るのと同様に、まだまだ人として未熟な社員を私たちが育てていくことで、さらにその先にある子ども達を正しく育てていくことができると思っています。
保育の業界は、ともするとあまり人生経験の深くない人たちが多いように思われますが、私たちはいったん採用した社員・スタッフは諦めずとことん関わって、頑張る人、素直な人、明るい人、正直な人に育てたいという風に考えています。
保育事業に関わるノウハウは会社にマニュアルとして蓄積することができますが、経験やスキルといったものは社員それぞれの、個人の能力に身に付いていくものです。安易な退職を「仕方ないこと」だと諦めてしまうと、優秀な社員を育てることができません。保育は経験に基づくもの、人の教育は経験に基づくものだと考えていますので、私たちは社員のみなさんにより長く勤めてほしいと本気で考えています。それは当の社員たちも頑張る意識を身に付けることでもあります。頑張れるかどうかは、私たちを信用してもらえるかどうか、信用される人間であるために、先輩や幹部・経営陣こそが、人としての見本になるように自省し努力を惜しむつもりはありません。時には厳しい指導をすることもあります。でもその時に信じてほしいのは、私たちの社員に対する想いであり、「社員を育てたい、子どもを育てていきたい」という誠実な気持ちを持っているからだと信じていただきたいと思います。そして信じて続けてくれた結果、いつか「ポポラーでよかった、プロペラでよかった、いい人たちと巡り会えた、仕事って楽しいんだ」そんな本当の笑顔がみなさんに与えられることを考えて社員と関わっています。そんな先輩社員たちがたくさんいる会社であるということも自負しています。

成長するための根本の教育とは ――

まず入社した社員の人たち・スタッフたちに私たちが教えたいことは、笑顔の大事さ、挨拶の大事さ、返事の大事さ、人と関わることの大事さ、人を信用することの尊さ、素直さ、そういった人として成長するための根本の教育です。採用して今関わっている社員を幸せに、今から出会うであろう社員のみなさんを幸せに、毎日の安易な楽しさではなく、やりがいとチームワークに裏付けされた本当の楽しさを大事に考えています。